第138回天皇賞・秋は今年一番の名勝負で
何かを書きたくなるそんなレースでしたね。
はっきりいってここ2年の競馬はあまりおもしろいものではなかったです。
それは今回の出走表を見てもらえば
すこしでも競馬をかじっている方なら気付かれると思います。
今回のレースの主役をはった3頭
1番人気 ウオッカ
2番人気 ダイワスカーレット
3番人気 ディープスカイ
ここまではいいのですが・・・
この1・2番人気を筆頭とする4歳世代の牝馬は
競馬歴14年目の中では最強世代だといいきれる世代で
(まぁ、ここ5年ほどは牝馬は高レベルを維持してると思いますけど)
その中でも力が抜けていたウオッカとダイワスカーレットは
それぞれ別の世代に生まれていればあっさり女帝の地位を手に入れていたレベルであり
その歴史的名牝同士が同世代でぶつかりあえばおもしろくないわけはないのですが
問題なのは、その裏側にある牡馬の問題にあったりする。
皆さんの記憶にあたらしいディープインパクト
この馬が現在の6歳世代にあたるわけですが
ディープインパクトの父にあたる歴史的種牡馬サンデーサイレンス
この日本競馬界に数多くの名馬をおくり出してきた馬が死んだことにより
(音楽業界でたとえるなら小室哲哉やつんくなどの時代が過ぎ去ったと思ってください)
日本競馬界はあらたなる名種牡馬探しを現在進行形で行っているのですが
そんな簡単にサンデーサイレンスの次が見つかれば苦労しないわけで
馬産地の努力を無視して、無知な傍観者の立場から言えば
『失敗続き』といってしまえるのが現状です。
5歳世代は数は少ないにしろサンデーサイレンス産駒がいるにはいましたが
影響は多きかったです
4歳世代はサンデーサイレンスを父にもつダンスインザダークに
数多くの名牝があてがわれ多くの産駒が生まれましたが
今年の出走表でもわかるとおり(一頭も出走していない)残念な結果にくわえ
同じくサンデーサイレンスを父にもつアグネスタキオンの産駒は
ダイワスカーレットの存在があるので忘れられているが
多くの有力牡馬が3歳春本番を向かえる前に父の泣き所でもある
足元の弱さをもろに受け継いでる仔からリタイヤしていき
まぁ、4歳世代の牝馬が最強と呼ばれるのは
このタキオン産駒の層が厚いことが影響してるのだが・・・
3歳世代はディープスカイがいるものの
この世代もライバルになるはずのキャプテントゥーレがリタイヤ
(ちなみに2頭とも父はアグネスタキオン)
そしてそれ以上に残念なのがこの世代で
一番数多くの名牝があてがわれたシンボリクリスエス産駒の
馬主が悲鳴をあげるくらいの残念具合
Σ(゚Д゚;)<一億もした馬がまったく走らない・・・これで何頭目だ・・・
ディープスカイがぶっ壊れたら21世紀で一番残念な世代になっていたでしょう。
これにくわえて、去年の年度代表馬で現役最強だった
アドマイヤムーン(5歳世代)の早期引退があれば
どうやっても楽しみは半減ですめばいいところでした。
そのため今回のレースはメンバー全体の層はともかくとして
ウオッカvsダイワスカーレットの第5戦(今年初対決)
ウオッカvsディープスカイのダービー馬対決(初対決)
こうなればひさびさにレース前から期待は高まらざるえませんでした。
〜〜〜〜
『天皇賞・秋』
数年前にコースが改修されたことで呪縛はうすれましたが
スタート直後にある第2コーナーの影響もあり1番人気がことごとく負け
☆1991年 - 1位入線のメジロマックイーンが進路妨害により18着降着
☆1998年 - 圧倒的1番人気のサイレンススズカが第4コーナー手前で競走中止。
などの伝説が残り『府中の2000には魔物が棲む』とまでいわれるレース
〜〜〜〜
・注目のスタートからの1ハロン(最初の200m)
ダイワスカーレットがいつも通り飛び出し実況もそれをつたえてますが
その影でウオッカがいいスタートを決めているあたり
さすがスタートがうまい武豊(ウオッカの騎手)ですね。
また、脚質的に少し内枠に入りすぎたディープスカイも無難なスタートをしてますね。
そうそうに先頭に立ちレースをコントロールするダイワスカーレット
そして6・7番手に並ぶ形になったディープスカイとウオッカ
互いが互いをけん制しすぎて駄目になるレースではなく
結果的にこのことがいい方向に向きレースを面白くしましたね。
(この時点で8番手以降の後方は無視してよくなりました)
・1000m通過タイム
さすがダイワスカーレットであり騎手の安勝
12.6 - 11.1 - 11.5 - 11.9 - 11.6
よどみない流れを作りだし通過タイムは58.7秒
若干早いタイム(だいたい1分ジャストが目安です)にみえますが
今の東京馬場を考えれば逃げ馬にとっては丁度いいペースでしょう。
そして、相変らず並んで1分くらいでウオッカとディープスカイが通過
・最後の直線
強力逃げ馬(ダイワ)がいるレースはやはり力同士がぶつかり合う
1600m通過タイム 1.33.3
1800m通過タイム 1.44.6
このタイムを説明するとですね1600mについては
この距離で一番大きなレースであり同じ競馬場で6月に行われた安田記念
ここでウオッカが1.32.7で圧勝してますが
2着馬のタイムが今回と同じ1.33.3
1800mについては
この距離で一番大きなレースであり同じ競馬場でおこなわれた
今回の天皇賞のステップレースである毎日王冠
ここでウオッカが1.44.6で2着(勝ち馬も同じタイム)
・ラスト200m
下馬評どおり先頭で粘るダイワ
それを並びながら追い上げるダービー馬2頭
さすがにここまでのハイペースで余力は残っていない
それはラップタイムを見ればわかる
12.6 - 11.1 - 11.5 - 11.9 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.3 - 11.3 - 12.6
ラストは12.6かかっていることで
後ろからカンパニーがとんできてるが(さすが横典)
そんなのは馬券を買ってる穴頭馬券おやじだけで
多くの競馬ファンの目には3頭しか目にうつってなかったでしょう
それぐらい目を引いた
本物のGT馬(GTを2勝以上している)同士の意地のぶつかり合い
(ドリームジャーニーやアサクサキングスなどのGT1勝馬とはちがう)
最後はウオッカvsダイワスカーレットの女の意地がぶつかりあったままゴール
テレビの映像ではカメラ位置の関係で内のダイワスカーレットがしのいだように見えるものの
繰り返し流されるリプレー映像ではウオッカがとどいたようにみえ・・・
約15分間を要した写真判定は結論は
約2センチの差
単勝1番人気のウオッカが1分57秒2のコースレコードで初優勝
☆最後に
12.6 - 11.1 - 11.5 - 11.9 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.3 - 11.3 - 12.6
このラップタイムをみて、あらためて今回の激戦がわかるものです。
そのため、7カ月ぶりの競馬だったこともあり勝ち馬よりも
ダイワスカーレットの方が評価を集めていますが
上で書いたけど府中の2000mというコースを考えれば
14番枠からのスタートだったウオッカも評価ちゃんと評価してほしいかな。
そんでもって、当初はやはり1枚落ちると思っていたディープスカイも
低レベルといわれる3歳世代の代表として意地をみせてくれ
来年は現役最強を担う馬になれるような期待を抱かせる走りでした。
今後は11月30日ジャパンカップで
再びウオッカvsディープスカイにくわえてメイショウサムソンも加わり
3世代のダービー馬がダービーと同じ舞台東京2400mで激突という
記事が踊ってますし・・・
ダイワスカーレットも参戦するかもとなっていますけど・・・
水をさして悪いが
ウオッカ 安田記念(1600)・ダービー(2400)・天皇賞(2000)
ダイワスカーレット 桜花賞(1600)・秋華賞(2000)・エリザベス賞(2200)
ディープスカイ NHKマイル(1600)・ダービー(2400)
3頭共にとび抜けた能力で2000m以上でも勝利してますが
血統的にいって、またこれまでの走りをみても
2000mの方(1600〜2000がベスト)が向いていると思うので
個人的には今回ほど興味はなかったりして
現実的ではないが
JCよりもマイルチャンピオン(1600)でぶつかってほしいと思ってたりで
すでに気持ちは2歳世代に・・・(ノ∀`)相変らず若い仔がしゅきでぅ
まぁ、そんなわけで今年はこの天皇賞秋だろうと思うんで
暇があればJRAのホームページで映像が配信されてますんでみてくださいな。
そうそう、
皆さんが気にしてる馬券ですがウオッカの単勝しかかってないので
遠征費の足しにもなりやがりませんでしたww
ps
今年の2歳世代はなんといっても2頭のダービー馬産駒でしょう
この世代ではタキオンと並び有力牝馬を集めたキングカメハメハですが
ただいま2歳リーディングサイアーの1位ですし
フィフスペトルという重賞勝ち馬もそうそうにでていて幸先よさそう。
今後続々とデビューする新馬にも注目が集まる
もう一方のネオユニヴァースですが
こちらは飽和状態が続くサンデー2世だけにタキオンの影響を受けてまして
頭数はそれほどでもありませんが
こちらもロジユニヴァースという馬で重賞勝ちを収めていますし
他にも走りそうな馬が多数いましてここが一番勢いがあるかな。
ここに、歴代のダービー馬である
ジャングルポケットやタニノギムレット(ウオッカの父)などの産駒がからんでくれば
久々に層が厚く面白いダービーがみれるかもです。
スペシャルウィークも頑張れ。

